リスク管理

対戦ゲームをアドバンテージとディスアドバンテージによるものだと考える。

一手一手にアドとディスアドがついて回り、最終局面にアドがディスアドを上回るかどうかで勝敗が決まる。ポケモンの場合は3匹のHPが削り切れるという状況が結果として現れる。

 

ローリスクローリターンの行動がある。所謂安定行動であり、対戦中に不測の事態に陥っても巻き返しやすいことが特徴。安定行動のみで勝てるように構築を組めば、非常時でも戦況を切り返しやすいため高い勝率が期待できる。

 

次にハイリスクハイリターンの行動。勝敗を一気に左右する重みのある一手。代表的なものは択。個人的には読みも該当する。命中不安技や、特定の型を考慮しないといったものは状況次第なので特に言及しない。

 

最後にローリスクハイリターンの行動。ゲームバランスが完璧でないために存在する。しかしゴロゴロとある訳では無く、基本的に相手の考慮外にある行動であり、必然的に革新的な内容が多くなる。

 

7世代では、特定の状況下におけるハイリスクハイリターンなZワザを安定行動でケアしきれない場面が多く、ローリスクローリターンの積み重ねのみで勝つ構築の作成難易度が大幅に上がった。それでも安定して勝つために、ローリスクハイリターン行動の開拓と相手の立場から見て考える"思いやり"が必要とされている。